美山窯元祭り 沈壽官窯

日記

美山窯元祭りという、陶器好きにはたまらないお祭りに行ってきた。

美山は薩摩焼きの有名な場所なんですね。
はじめて知りました。

今回は、はじめて知ることが多かったので、色々と勉強になりました。

美山で一番有名な窯元が 沈壽官窯 (ちんじゅかん)

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とのことで、見学したんですが自分勝手な窯元イメージとして、
物があちらこちらに散らばって、整理整頓されていない感じを考えていました。

失礼ながら僕の芸術家のイメージはそんなイメージなんです。

しかし、沈壽官窯は全く僕のイメージとは違います。
しっかりとした門構えに手入が行き届いた庭園。
見た人を「あ!」っと驚かす登窯!!

「おー!!」とか、「すごい!!」の言葉しか出てこないぐらい、
雰囲気に圧倒されました。

薩摩焼を世界でも有名な陶器にしたのはこの『沈壽官』といってもいいようですね。
12代沈壽官が才能あふれ天才的な方だったようで、12代以降は沈壽官の名を引き継いでいるようです。
そして、現在は15代目が沈壽官を引き継いでおり、15代沈壽官です。

沈壽官の家系は時代をさかのぼると、豊臣秀吉が朝鮮出征(慶長の役)の際に連行した朝鮮技術者の中に、
沈壽官の先祖、沈当吉がいたようです。
ちょうど、今の大河ドラマ(黒田官兵衛)の話と同じ場面です。
来週の大河ドラマがちょうど、慶長の役の話から豊臣秀吉が亡くなるあたりの話ですね。

そんな時代背景のなかで、日本に連行され、薩摩藩主、島津義弘により薩摩で沈当吉はじめ、
80人あまりの朝鮮技術者が祖国を偲びながら生きたようです。

その様子を14代沈壽官をモチーフに司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』で描いているようです。
沈壽官の庭には『故郷忘じがたく候』の記念碑がありました。

でも、司馬遼太郎のかなりの創作部分が多い作品のようです。
沈壽官が差別にあったとかではなく、中には在日として差別を受けた人がいたのではないかと思います。

この様な歴史あふれる窯元散策は季節の変わり目も重なり、心地よい風が流れるなかで見ることができました。
1個お気に入りの黒じょかとお猪口が欲しくなりました。

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