3回戦は休憩したのである程度、体力は回復した。
モテないブラザーズそろそろ本気をださないとたいした成果もないまま終わってしまう。
■リア充20代
4回戦の相手はカヨさんとマミさんペアー。
今風のリア充感がプンプンする。
普段の生活では、モテないブラザーズは絶対に相手にされないだろう。
1時間5000円程のお金を払ってようやく相手にしてもらえるレベルだ。
1、2回戦と経験してDも話題を変えてきた。
D 「ソースと醤油どっちが好き?」
彼女らにしてみれば、唐突すぎる質問に一瞬何を聞かれたか分かっていないようであったが、
濃い顔と薄い顔どっちが好き?と聞いているのだ。Dは薄い顔で私は、濃い顔だ。
D 「Mは濃い顔だからいいよー。」
Dが私をお勧めしてくれた。
D 「で、どっちが好き?ソース?」
カヨ 「え?ソースはないな~。」
マミ 「私も、濃い顔はチョット・・・」
この流れではそうだろうよ。
いきなり、私のこと好き?と聞いているようなもんだ。
Dが私をお勧めしてくれたのはいいが、勧め方が下手すぎる。
むしろ、陥れるぐらいの作戦である。
それでも、Dは諦めない。
D 「濃いといったらデミグラスソースだよ」
D 「デミは好きでしょ!デミ!デミ!デミ顔は?」
カヨ 「デミは好きでも、デミ顔は・・・」
マミ 「私も、デミ顔やだ!」
おい!おい!完全に否定されてしまったではないか。
4回戦にはいってすぐに私は対象外扱いだ。
それでも、めげずにアピールしてみた。
M 「1回はまると癖になるけどね。」
すると、マミさんとカヨさんは会わせた感じで、
マミ・カヨ 『ない!ない!』
私の4回戦はDの鋭すぎるキラーパスによって、いや、下手くそすぎるキラーパスによって終わってしまった。
■延長戦(後日談)
Dはマミさんがタイプだったようで、陰でマミ様と呼んでいた。
しかし、DのLINEアタックもマミ様には上手にすかされていたようである。
私は、カヨ様にLINEをしてみた。
カヨ様はお酒が好きなようで、たまに飲みに行くようだ。
思いきって誘ってみると「OK」を頂いた。
《デミは癖になるから注意だよ!!》
モテないブラザーズ、今世紀最大の危機!?
解散か!?存続の道は残されていないのか!?
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